国語のうた

土岐善麿(国語審議会初代会長,歌人)が1940年に発表したうた。2008年現在,著作権が失効しているので全文を掲載する。「国語運動」4巻11号(1940年)

国語運動行進曲(土岐作詞,大中寅二作曲)

  1. 統一す 正しく 清く
    進展す 雄々しく 広く
    偉大なり 国語のちから
    このちから 祖先に承けて
    民族の 意気こそ 新た

  2. 建設す 東亜の秩序
    協同す 世界の文化
    永遠の 国語のいのち
    このいのち 時代と共に
    一億の 使命を尽す

  3. 見よ 空は国土の上に
    ゆけ 海は国土の前に
    そのごとく 国語を護れ
    この国語 われらにありて
    常にあり 歓喜と希望

国語愛護の歌(土岐作詞,乗松昭博作曲)

  1. 神ながらことばあり おほきみの
    すべます国に
    神ながらこころあり 言霊の
    幸はふところ
    われらいざ 起ちてしまもらん
    この空を護るごとくに

  2. 仰ぐべしおほみいつ 富士がねや
    アジヤのひかり
    さきそふや 菊さくら 春秋の
    うつくし すがし
    われらいざ 起ちてしまもらん
    この陸を護るごとくに

  3. 一億のちかひなり 新たなる
    時代の使命
    一億のちからなり 民族の
    文化を拓く
    われらいざ 起ちてしまもらん
    この海を護るごとくに


2008年09月23日
平野敬 [HIRANO, Takashi]
t.hirano.jp@gmail.com